室蘭・登別・伊達・白老・苫小牧で活動するナスノサチエ建築設計事務所です。

コロナウィルスの感染拡大防止に備えるため、北海道内では

外出禁止や臨時休校などの対策がとられています。

我が家も、娘が腸炎で入院してたこともあり

いつもと違う時間の使い方をしておりました。

普段読めない本も読めたりして

娘のおかげで(?)いい時間でした。

LIFULL HOME’S総研から出ている

本屋には並んでいない書籍です。

 

住まいが人々の幸せにどの程度かかわりを持っているのか

という内容を人口動態・経済学や幸せのメカニズムから

考察し、また住宅幸福度分析レポートなども掲載されている。

住まいづくりを生業にしている人には

とっても興味深い内容ばかりです。

 

住まいの幸福に関しては 今後じっくり考察して

ブログに書いていきます。

 

今日は まちの『かお』 について

6年前に「蘭歴建見会」を立ち上げようとなったのは

まちにチェーン店がどんどん作られ

古い建物がどんどん壊されていく現状が

悲しかったからです。

 

そして まちの『かお』(特徴)を少しでも残して

バトンを渡したい!など

おこがましくも思ったから。

 


(コラムより)

街の顔は何によって構成されているのであろうか。私たちの顔は、

輪郭・目・鼻・口・耳・髪のによって構成させている。

街の顔は、その街の形状や隣接する街、海・山、そしてその中に流れる河川などの

自然など生まれ持ったものによって規定される。

 美しい顔のことを目鼻立ちがいいというが街では何になるのか。

街にはさまざまな人が住み、そしてものやサービスを提供する商店・レストラン・居酒屋

バーや、働く場所となるオフィスや工場が立ち並ぶ。

道路や公園、役所、公民館など公的施設。

美術館や博物館、スタジアムを持つようなところもある。

そのようなものが街の目鼻立ちを決め、街の顔を決めるとともに、

時間によって最も輝く顔が決まってくるのである。(一部引用させていただきました)


わたしの住んでいるまちの『かお』はどんなだろう。

彫りの深い欧米の方のようなかお?

昔流行った  しょうゆ顔・・・

今は しおがお というのもあるらしい。

 

今から 新しくいろいろな施設を建てて

彫りの深い『かお』にしていくのは

難しいかもしれないけど

 

いまある建物を活かして

大人も子供も楽しめて

じぶんの『かお』に

自信がもてるように

していきたい。

 

 

みなさんの力や気持ちがまとまって

2棟残すことになった

【絵鞆小学校】

まちの『かお』を構成する一つに

必ずしていきたいと思っています。